行為〈プラクシス〉としての教育
田中武雄=著
A5並製・160頁・2100円
林竹二にとってプラクシス(行為)とは知識及び学問と緊密にむすびついたものとしてあった。
「学ぶということは不断に自己を再形成すること」という学問についての考え方を、ソクラテス、プラトン、そして田中正造等から学んだ林竹二自身の行動と生き方もまた、絶えず自己改造を続けた「思想家」としてのそれであった。(本文IV章より)
[I章]なぜ、ジョン・デューイと対比するか 林竹二授業論から学ぶもの “ソクラテスを生きる”ということ
[II章]「矢板大安日記」にみる林竹二 キリスト教との出会い 森有礼・田中正造・新井奥邃をつなぐ
[III章]林竹二と「宮教大改革」の行方
[IV章]プラクシスとしての教育――林竹二論ののちにくるもの