つっぱってしたたかに生きた
樋口一葉
槐 一男=著
B6並製・208頁・1680円
一葉のキーワードは「つっぱり」と「したたか」!
女性差別、社会の不条理、権威にたいする反発と抗議――社会の底辺を描いた一葉の文学と人生を読み解く。
「夭折した清純な天才女流作家」像を超える歴史学からのアプローチ。
●「はらはらと花散りこぼれて」・幼き日の夢
●「世の風にしたがへとにや」・作家への道
●「我が身の宿世もそぞろにかなし」・岐路に立つ
●「わずらはしく心うき事多ければ」・色町に住む
●「少しも戦争なんて影響されませんね」・一葉サロン
●「誠にわれは女成けるものを」・絶頂に死す